東京都においては、平成25年現在、23区をはじめ多くの市で洪水ハザードマップが公表されています。それは地域住民が洪水などの災害を回避するために活用して、安心して暮らせるようにと作られたものです。東京は世界有数の大都市ですが、短期間の集中豪雨などには意外に弱く、実際、ゲリラ豪雨による被害も毎年のように報告されています。
大雨などによる河川氾濫に備えた洪水ハザードマップには、大きく、三つの注意点が示されています。

一つは、大雨時に危険が予想されるエリアです。

二つ目は、浸水深などの予想される危険の度合です。

そして三つ目は、避難場所と避難経路、それに災害対応情報などです。災害に備えるには、それらを事前にしっかりと把握しておくことが大切です。
最近では都内でも防災設備工事の十分に整ったマンションも増えてきていますが、それでもまだ十分とは言えません。特に水災害に備えた防災設備工事は、進んでいないエリアも少なくありません。マンション住まいの方は、自分の住んでいる物件の防災設備工事の状況を把握しておくことも必要です。
東京都内の各区や各市において作成され、公表されているハザードマップは、想定している大雨の程度や種類に応じて八種類のマップが用意されています。ですから、ハザードマップであれば何でもよいから手に入れておけば安心というわけではありません。自分が現在住んでいるエリアに最も必要とされる種類のマップを手に入れてこそ、それを十分に活用することができるのです。特に近くに河川などがあるエリアの方は要注意です。いざという時に備えてお住まいの防災経路の確認や防災設備の確認など、家族全員でしっかり対策を立てておきたいものです。