入院設備のある病院の場合、ナースコールはなくてはならない設備です。この設備は1980年代から使われるようになりましたが、システムが更新時期を迎えている医療機関も多く、寿命を迎える前に早めの更新手続きが必要となっています。

その一方、多くの病院で悩みの種となっているのが、電気設備工事の費用が高額になることです。設備の更新にあたっては、院内で大掛かりな電気設備工事・通信設備工事が必要となります。一般的には新しい配線設備を事前に床下で進めておき、仮親機設置後に新しいシステムへの移行を行い、移行後に古い配線を取り除くこととなります。

配線工事が大がかりとなるため、工期は余裕をもって見積もっておく必要があります。最近、工事による費用面の課題を軽減するものとして、電話設備一体型の設備が注目を集めています。電話設備一体型の設備では、電話設備をナースコールにも使用することで通信設備工事や電気設備工事を減らすことができ、機器にかかる費用も抑えることができます。

また、ナースコールと内線・外線を、電話機1台でやり取りすることができて便利です。専用のPHSを使用することで、コールと内線・外線の応答が自在にできます。また、一元管理システムを活用することで、複数の拠点を1か所にまとめることもできます。現在のところ、小規模の病院を中心に需要が高まっており、費用面の対策を検討している場合には、候補となる可能性があります。